受賞者 お母さん 様 （長野県） ■プータン ネコ(アメリカンショートヘアー) に贈る手紙

プータンへ 　プータンと別れて早三年余が過ぎました。天国はどんな所？楽しんでいますか？寒がり屋で淋しがり屋さんでしたね。今になっても忘れられず、ずっと感謝していることがあります。それは私の姉が不慮の事故で亡くなった時の事。普段は夜は別の部屋で寝ているのに、その時三日間私の布団にもぐって来てくれましたね。涙で枕をぬらしている私をいかにも慰めるという感じでね。どんなにか気持ちが安まり嬉しかった事か。人間でも気がまわらないような行動をどうしてあなたが出来たのか不思議でなりません。本当にありがとうね。 　それから、謝りたいことがあります。最後の力を振り絞って風呂場の入口まで来たものの、私は無理だからと入れてあげなかった。きっと最後の水を飲みたかったのでしょう。それを叶えてあげられなくて本当にごめん。許してください。今家にはトム君が仲間入りしました。でもプータンの代わりはできないな。ゆっくり休んでね。

受賞者 chaco 様 （福岡県） ■ロン イヌ(ゴールデンレトリバー) に贈る手紙

ロンへ 7月の暑い日、たった一人天国へ旅立ってしまった愛する妹ロンへ。 初めて我が家にやってきた日。 家族の中で一番犬嫌いだったおじいちゃんにぺったりとくっついて離れなかったね。 そして最期の日も、介護用ベットから起き上がれないくらい年老いたおじいちゃんにぴったり添い寝をしていたね。 一番犬嫌いだったおじいちゃんが 一番泣いてた。 もっと優しくしてあげたかったと 嗚咽をあげてないてたよ。 おじいちゃんね、去年の5月ロンの遺骨を握り締めたまま、眠るように亡くなったよ。 今頃そっちで一緒に散歩でもしてるかな？？ いまでもふっとロンの事を思い泣く家族達を天国で笑って眺めててね。 私がそっち行くときは、ロンにはロールパン、じいちゃんにはサイダーをお土産に持っていくからね！

受賞者 elmwood 様 （北海道） ■くっち イヌ(雑種) に贈る手紙

くっちへ もうあなたがいなくなって３０年です。 小さい時は一緒に遊んで　高校時代の失恋の時はあなたに相談相手になってもらったね。 話が出来なくても　あなたなら分ってくれる気がしました。 家を離れて　その後貴方の最後も見とれませんでした。かなり泣いていたと母に聞きました。 さよならも言えなかったね。ごめんね。 もう一度会いたいです。